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【中医学Q & A】夏も首にスカーフは必要?

♦︎四季養生ヨガを受講されている方からのご質問にお答えしています♦︎

【質問】

五行で春の外気は風なので、首から風邪が入ってくると言われていることから、春はスカーフ等を巻いて首を守ります。

北海道はまだ寒いので(5月)外出する時、私はまだスカーフを巻いていますが、夏の外気は「暑/熱、湿」なので、それも首から何か入ってきて悪さをしてくるのでしょうか。
暑い日も首を何かで守った方が良いのでしょうか?

(四季養生ヨガ 夏コース受講生からの質問)

五気のおさらい

まずスカーフの話をする前に、第二回目の講座「はじめての五行」で触れた「五気」について、おさらいをしましょう。

木ー春ー

火ー夏ー暑/熱

土ー長夏ー湿

金ー秋ー

水ー冬ー

※夏は「暑/熱」の二つなので正確には「六気」

五気(六気)とは、それぞれ季節に強まる外気のことで、それ自体は自然なことです。しかし過度に強まった外気は体を傷つける外因となるため、「六邪」とか「六淫」と中医学では言われています。

前回の春コースの中で、風の邪気「風邪(ふうじゃ)」は、首の下の方にある「風門」と言われるツボからこっそり侵入し、体に悪さをする(カゼを引く、冷える)ため、特に季節の中で最も風が強いといわれる春は、首にスカーフなどを巻き、風邪(ふうじゃ)から体を守りましょう…とお話をしました。

風邪(ふうじゃ)は六淫のリーダー!?

さて、六邪(風・暑/熱・湿・燥・寒)をよく見て下さい。風だけが、他の外気と比べ、特殊な性質を持っているのがお分かりでしょうか。

その特殊さとは、他の外気がその季節特有のものであるのに対し、風は季節を問わず、いつでも「ある」ということ。そのため、風は「六淫のリーダー」や「賊邪(ぞくじゃ)」と呼ばれ、他の邪気と合体して、いつでも私たちの体にこっそり近づき、悪さをするといいます。

ですからどんな季節でも、風の強い日は要注意、です。

邪気はどこから入る?

もう一つ知っておきたいのは、邪気が侵入するのはけして「風門だけではない」ということ。

邪気の多くは、「ツボ」や「毛穴」から侵入するといいます。ですから、もともと体の弱い方や、35歳を過ぎ五臓の衰えや免疫(陽気)が下がり始める壮年期、そしてご老人は、どんな季節も皮膚を外気に晒し過ぎない方が良いです。

夏でももし大丈夫なようでしたら、薄手のリネンなどをふわりと羽織ってあげるといいかもしれませんね。

外の邪気より厄介なもの!?

さて、風邪(ふうじゃ)の話に戻りますが、夏に最も気をつけたいのは、外から攻めてくる熱風より人工的な「冷房」や「扇風機」の風です。

団扇で煽いだ時の柔らかな風は問題ありませんが、強い風、特に冷風は寒邪と合体し、万病の元と呼ばれる「冷え」を体に溜める原因となってしまいます。ですから、夏の風邪(ふうじゃ)においては、屋外よりも室内の方が注意が必要です。

いつでもスカーフやストールをバッグに入れておき、オフィスやデパートの中で首に巻いたり、羽織ってあげるといいでしょう。

お子さんがいる方は、お風呂上がりに半裸で扇風機に顔を近づけて「わ~ああああ~♪」と涼しんだり、冷蔵庫の中を覗き込んで涼しむことがないように、気をつけて見てあげるといいかもしれないです。お風呂で温まり、毛穴が広がっているところに、風邪がもろに入ってきますから。

子供のように無邪気なご主人も、注意して見てあげて下さい(笑

まとめ

  • 季節を問わず「風の強い日」は要注意
  • 季節を問わず、肌を直接外気に晒すことを少しずつ控えましょう
  • 夏の過度な冷房は大敵。上手に利用して快適な夏を過ごしましょう

最後に(重要!)

今回は、風邪(ふうじゃ)についてのご質問にお答えしました。

ストールで身を守る内容が中心となりましたが、けしてこれだけに固執しないよう、注意しましょう。

実際、暑い日にずっとストールを巻いていることは大変だと思います。無理をすると熱中症になる恐れもあります。大切なのは、体に熱や湿を溜めないこと、同じように冷えを溜めないこと、そして冷えを体から出し温めることなど、夏には気をつけたいことがたくさんあります。そちらは講座の中でお伝えしていきますので、また一緒に学んでいきましょう!

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