Youtube「寝たまま座ったままの陰ヨガ」60分フル動画
あまりにも疲れすぎていると、もう動きたくない・・・と感じることがあります。車で例えると、それはガソリン切れの状態。寝ても疲れがなんだか取れず、最悪は「眠れない」なんてことも。
そんな方に、ぜひ試してもらいたいのが陰ヨガです。
陰ヨガについて知りたい方はこちらもチェック!
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陰ヨガってどんなヨガ?
休みたい!でも休み方がわからない!?そんな人に今すぐ試してほしいのが「陰ヨガ」です。それ自体が瞑想といわれる陰ヨガはとてもシンプル。ほとんど動かないため柔軟性や体形にかかわらず誰にでもできます。繰り返すことで心も体も穏やかに!
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「寝たまま座ったままの陰ヨガ」:シークエンス
「寝たまま座ったままの陰ヨガ」:エネルギーチャージの理論
古く中国から伝わる自然哲学「陰陽思想」では、陰陽はどちらか片方では存在せず、お互いにお互いを必要とし合って存在しているといいます。活動のエネルギーは「陽」、静寂のエネルギーは「陰」。この二つのエネルギーをバランスよく保つことにより、メリハリのついた生活ができるようになります。
陰は陽を生み出す
陰陽論では「陰は陽を生み出す」と言います。分かりやすいところでは、しっかりと睡眠を取ると、次の日に元気に活動ができる、というイメージでしょうか。動かずに眠る形はまさに「陰」。陰ヨガでも、一つのポーズを寝たまま座ったままで3分から5分の長い時間をかけて行っていきます。この間に、活動に必要な陽気を体に蓄えていきます。
さらに一つ一つのポーズで各内蔵につながるエネルギーライン「経絡」にも働きかけます。陰ヨガは東洋の針治療のようなものと表現することがあります。針は一箇所に深く刺すことはしません。経絡上に何箇所かに分けて、浅く刺していきます。同じように陰ヨガでも、怪我をするような一点の痛みを避け、経絡を意識しながら帯状に広がる緩い刺激を感じていきます。そうすることで滞っていた気血が全身に巡りだすという考え方です。
車はガソリンを入れている間はエンジンを切って停まっています。私たちも同様に、動かず、経絡を意識した陰のポーズで、体に活動のエネルギーである陽気をチャージしていきます。
陽は陰を動かす
逆に、体を心地よく動かすことで、すっきりして体が軽くなり、元気に活動ができるようになった、という経験もあると思います。ほどよく動くことで熱が発生し、体の中の陽気が強まります。体を動かすこと、頭を使って考えること、全て陽気を発散させていくことで可能になります。これが物質である陰の肉体を動かすことにつながるのです。
目に見えない精神は陽・目に見える肉体は陰
陰陽思想では、陽は目見にえないもの、陰は目に見える物質、といわれます。目に見えない陽が先に走り、その後を目で見える陰が追いかける、という仕組みです。
これをもとに考えると、目に見えない「精神」は陽、目に見える「体」は陰ということになります。気持ちが先に走り、体がそれについていきます。スポーツマンの「選手宣誓」を例にします。スポーツマンシップ=精神です。トレーニングで極限まで肉体を追い込み、強靭な精神力で試合に臨んでいます。例え肉体がボロボロでも、怪我をしていても、「結果を残す」という強い精神力があるからこそ、スポーツ選手は極限の状態で体を動かすことができます。
それは私たちの日常でも当てはまることです。仕事や環境、人間関係でたくさんのストレスを抱える中、疲れていても「やらなければ」「頑張らなければ」という気持ちが体を動かしていることも多いと思います。そして何か大きなプロジェクトや、大きなことを達成した後に、抜け殻のように動けなくなってしまう・・・そんな経験もあるかもしれません。
そうなる前に、まず体が疲れていることに気付き、認めて、休息を与えることがとても大切です。
「寝たまま座ったままの陰ヨガ」:心と体をつなげる
ヨガではよく「心と体はつながっています」とガイドすることがあります。その前に認識したいことは、心と体は「別々のものである」ということです。別々だからこそ、お互いを労わり、声えをかけ、二つをしっかりつなげて共に歩むことが大切なのだと思います。
そのために、立ち止まる時間。休む時間、向き合う時間が必要です。陰ヨガは、それ自体が瞑想といわれます。静かになることで、初めて気づくことがたくさんあると思います。疲れない取れない。。。そんな方は、ぜひ陰ヨガを試してみて欲しいと思います。