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オンラインで陰ヨガをする3つのメリット

2020年、コロナウィルスの影響で、オンラインのクラスが世界的に増えました。初めてオンラインで陰ヨガを受ける方にとっては、なかなか心の準備ができず、不安いっぱいだと思います。知らないものは、触れるのが怖いですよね。

いざ予約をしてみても、慣れない環境で、緊張してしまう方もいれば、お子さんやペットが気になったり、部屋の中に物がたくさんあったりで、全然集中できなそう・・・、と思っていませんか?

そんな一見居心地が悪い場所で陰ヨガを練習することにも、実はメリットがあるのです。

スタジオなど「練習場所」として与えられている場所は、誰でも比較的集中しやすいと思います。それを、敢えて環境の整っていない場所で練習してみるのです。そのメリットをKotoyoga的視点で、3つご紹介します。

オンラインで陰ヨガをする3つのメリット ①自分のクセを知ることができる

慣れない場所や環境で静かになったとき、みなさんはどんな状態になるか想像できるでしょうか。落ち着いていられますか?例えば、どうしていいか分からずそわそわしたり、集中できない状況に「せっかくお金を払ったのに・・・」と損した気持ちになったり、このままクラスを続けられるかな?と不安になったり。色々あると思います。実はそれは全て、自分自身の「思考の癖」です。そのクセが良いか悪いかはジャッジせず、状態をただ観察して「知る」ということが大切です。不安定な場所だからこそ、揺れる感情が出て、自分の癖を客観的に知ることができる、それはまさにチャンスとも言えるでしょう。

オンラインで陰ヨガをする3つのメリット ②どうでもいいことが増える

色々なことが気になるのは、それだけ自分の中に執着していることがあるという心の現れかもしれません。「こうあるべき」とか「これが好き」「これが嫌い」などなど。「静かでないと集中できない」というのも一つの囚われに過ぎません。マットの上でたくさんのことをジャッジしてしまう人は、きっと普段の生活の中でも同じように白黒を決めたがり、なかなか生きにくい日常を送っているかもしれません。

陰ヨガの中で一番大切なのは、観察することです。それ以外は、はっきり言って「どうでもいい」と言っても良いでしょう。ブランケットがぐちゃぐちゃであろうが、ブロックがその辺に散らばっていようが、何かが肌に触れようが、想定外の音が入ってこようが、赤ちゃんが泣こうが、ペットが邪魔しに来ようが、どうでも良いのです。クラスの間、自分の内側の感覚をひたすらマインドフルに観察し続けます。陰ヨガは、どうでもいいことを一つずつ増やしていく練習でもあります。

オンラインで陰ヨガをする3つのメリット ③自分の中の陰の質を育てる

3つのメリットの中で一番大切なことは、陰の質を育てるということです。陰の質というのは、自分の中の静かで穏やかな側面のことをいいます。この陰の質が育つと、身の回りで起きる環境の変化や過剰に溢れる情報に大きく反応しなくなります。特に大切な資質は「待つ」ことです。例えば、落ち着かない時、自分がそれに順応していくのを静かに待つことかもしれないし、例えばマットを離れた日常で、何か非常事態が起きた時、色々なところから湧き出る情報に振り回されることなく、自分自身はやることをやり、あとは状況が落ち着くのをひたすら静かに「待つ」という姿勢でいられることかもしれません。これは、とても大切なことなのです。

オンラインで陰ヨガをする3つのメリット まとめ

このように、普段スタジオでしている練習を、一見落ち着かない場所に移すことで、より大事な部分にフォーカスして練習していくことができます。逆に普段から静かな練習をしている人は、いつもの練習成果を発揮できる時でもあると思います。

  1. 自分のクセを知る
  2. どうでもいいことを増やす
  3. 陰の質を育てる

もちろん、「できた・できない」というジャッジも必要ありません。日常的に静かな練習をしていない場合、最初は難しいかもしれません。まずは「今日の自分はどうかな?」と自分自身を発見する時間にしてみるのもいいかもしれません。それと同時に、様々な気づきを与えてくれる周りの環境にも感謝の気持ちが湧くことでしょう。

ぜひ、お好みのアロマを焚いたり、好きなリラックス音楽を聴きながら、オンラインの陰ヨガクラスを楽しんでみてください。

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